日大のアメフト部のニュースについて思うこと
各大学において、アメフトに限らず、運動部があることは昔から周知のことで、それを理由に進学しているスポーツ選手はこれまでもたくさんいる。
そもそも論をここで述べると、部活は大学の卒業認定単位には加算されない。
現代は推薦などで入学してスポーツだけをしていた昔の選手とは若干異なるとは思うが、スポーツに専念するための大学は、日本体育大学などがあり、体育専門の学校においては、音楽大学や美術大学のように、専門的な学問をするための科目があるだろうと、そう思う。
一部は体育に精通する学部を設けている大学も見られるが、例えば、ある大学の経済学部に在籍し、部活に専念しようとすれば、勉強する内容と部活は大きく乖離する。
部活主体の学生と、普通に勉強して卒業を目指す学生が、同じ教室に並んでいるのである。
部活で注目され、将来的にはスポーツ選手としてその身を立てようとする学生にとって、勉強して単位を取ることよりも、スポーツでその名を残すことのほうが重要なのだと思う。
単位も付かない部活に専念して、卒業した後にそのままスポーツ選手として活躍し続けることができる選手はひと握りである。
そのことを、おざなりにして対応するから、色々な問題が起きるのだろうと思う。
大学の広告塔として様々なスポーツの部活があって、学生集めのために自分たちは利用されているのだと、自覚するべきである。
大学は本来、専門的な勉強をするところで、優秀な成績を収める学生が注目されることこそ正しい評価ではないだろうか、と、そう思う。
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