札幌の2030年冬季オリンピック招致断念の速報が入った。

当然であろう。オリンピック招致の度に莫大な税金を投入して、その後に必ずと言っていいほど、談合やら、汚職やら・・・事件となる。
特定の会社だけが儲かる仕組みを作っていて、なんのためにやっているのか、はっきり言って全くわからない。

そもそも、オリンピックの起源は、古代ギリシャのオリンピアで開催されていた、宗教競技なのである。
毎年、ギリシャでやったら如何だろうか。
どの国も、招致するたびに莫大な建設費用をかけている。
地球温暖化対策を考えるなら、オリンピックの度に、わざわざ建物を作る必要はないし、作らなければ出来ないのなら、その国ではやらなければ良いのだ。

4年に1回の大会でも、冬季と夏季の2種類なのだから、2年ごとに行われているのだ。
無駄な費用をかけて、開催される大会。
選手とは関係のない大会主催者側や、それにぶら下がる人や企業が儲けていることに利用されて、選手はそれでいいと思っているのだろうか。

立派な施設が沢山あって、今あるものを利用して、大会を行うのではだめなのだろうか。
毎回、競技によって、世界中で開催すれば良いではないかと思う。

例えば、冬季オリンピックなら、スキー会場は雪質の良いカナダとか。
北半球が夏の時に、南半球のニュージーランドとかは冬だし。
どの国でも、季節に合わせて、4年に一度のオリンピック競技として開催すれば良いと思う。
そうすれば、選手は大会に合わせての調整がしやすいのではないだろうかと思う。
東京オリンピックで、暑すぎるから札幌でマラソン・・・なんてことがあるのだから、もっと選手の身体を大切に考えて、開催地は競技基準で決めて欲しいものだ。

後、競技で言えば、柔道・・・。
国際基準とか言って、変なルールを作っていて、もはやただの格闘技になってしまっているのは、残念で仕方ない。
あれは、日本の武道の一つなので、型とか技を競うものだったはず。
柔道の国際大会を観ていると、なんだか、レスリングと何が違うのか・・・と思うくらいだ。
綺麗に、背負い投げで1本！！みたいな、「技」を決める柔道が観たい。

選手ファーストな、オリンピック開催を願う。