金剛自動車さんが、タクシー事業から撤退して数カ月。
バス事業廃止を発表されました。

要するに、廃業宣言なのだと思いました。

赤字を解消することは出来ず、ドライバーも集まらない。
このままではいつか事故が起きると、危惧されていました。

社長さんの疲れ果てた顔は、これからの日本の中小零細企業の行く末を見るようで、いたたまれませんでした。

未来の見えない事業を継続してくれというのは無理があります。
誰かの「善意」でしか続かないのは、事業ではありません。
会社は利益を出すことによって、存続の意味があります。

存続できなくなった事業を別の人が行うことで維持できる場合もあります。
しかし、簡単なことではありません。

これに限らず、こうやって１つずつ事業継続の気力がなくなった社長さんたちが増えて、日本から会社が減っていくことに危機感を感じているのです。