marimonfuwaのブログ

何かしんどいなぁと思う時に綴ろうと思います

マスコミの存在

テレビ報道を鵜吞みにしてはいけないと常々思う。


一面だけを見れば、その側面からは「悪」なものが、別の側面からみると「善」になることがある。


報道の本質は、あくまでも中立な立場で、どちらにも肩入れしない「事実」を正確に伝えることだと思う。
加害者と被害者が存在する事件で、犯罪としての「事実」は何なのか。それを徹底的に調べてから報道をしたら、その後はその事件がどういった結末を迎えたのかを伝える。
それ以外には何も報道してはならないと思う。


例えば、緊急を要する事件が発生した場合。
強盗殺人事件が起きて、犯人が武器を所持したまま逃走している。
近隣の住民に危険を知らせるための報道は必要だろう。
しかし、確保されたならそれでよし。その後については、裁判がどのように結審したのか。それ以外の報道が必要だろうか。
殺されたお宅の被害者にとって、犯人の生い立ちがどうであろうと、殺された人は生き返らない。犯人を擁護するかのような報道まで出てくることがある。殺された人の遺族にとっては、何度も傷を負わされることに繋がるのだ。


昨日、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏の件で、マスコミが一様に報道を始めた。
昔から疑われていたことで、芸能界の闇ともいうべき「性」に関する問題。
売れるためなら、権力者に対して、「性」を売ることを強要され、泣き寝入りしたり。
「枕営業」なんていう言葉があるくらいだから、事実なのだろう。
マスコミ関係者はこられの「事実」を、知っていながら、常にお互いの持ちつ持たれつの関係を保つために、多く報道はしてこなかった。


しかし、この犯罪は、少年に対する性被害なのである。
自分の利益の為だとわかっていて応じた少年が何人いるのだろうか。
それらの認識が芽生えていない相手に、大人が仕向けた犯罪でしかない。