marimonfuwaのブログ

何かしんどいなぁと思う時に綴ろうと思います

選択の自由

医療従事者の嘆きの書き込みに、選択の自由があることをつぶやいた人が攻撃され、炎上するということを目にした。


頑張って懸命に仕事することの尊さと、それを良しとする風潮がこの書き込みに対して過剰反応したと思われる。
確かに仕事は選択の自由があり、自分がこれ以上出来ないとか思うなら、無理して働き続ける必要はなく、別の仕事を探せばいいのにという考えがあることは理解できる。


だが、その選択ができる自由がない人は、多かれ少なかれいるのである。
離職するということは、安定した収入を放棄するという大きな決断をしなければならない。
そして、使命感が大きくかかわる仕事をしているような方は、周りにいる一緒に働く同僚などの負担感を考えて、自分が抜けてしまうともっと大変な事態になることに配慮していると考えられる。
自由に選択することを謳歌して生きている人には少し考えが及ばないかもしれない。


自らの人生を決断することをスパッとできる人からすれば、考えるばかりで行動にうつすことが出来ない人の嘆きは、言葉では理解できるのかもしれないが、感情がついてこないのだろうと思う。


今あるものをすべて捨てる覚悟は私にはない。だから、行動にはうつせないのである。