marimonfuwaのブログ

何かしんどいなぁと思う時に綴ろうと思います

病院の倒産

北見中央病院が破産申請の手続きに入ることになった。
入院患者の受け入れ先が決まり次第、実行に入るらしい。


通院していた患者さんの中には、薬をもらうための処方箋が手に入らない、また、検査の予約があるのに・・・と、途方に暮れている人がインタビューに応えていた。


経営は苦しかった様子が見てとれた。病院施設は改修の予算もない感じがするくらい古びれていた。
破産の主な理由は経営難ではあるが、地方の病院には医師のなり手がいないらしい。募集しても医師は集まってこない。
経営が芳しくない病院で、人の命を左右する仕事に携わろうとする奇特な医師はいなくて当然だろう。膨大な教育費をかけて医者になって、何を好んで貧乏医者をやりたい人がいるだろうか。
日本は病院の数に対して、医師の数が少ないと言われている国だ。


大学病院ですら、継続が難しいといって、閉院する動きもある。
コロナの大騒動の時に、東京の病院で看護師が大量に退職したニュースもあった。


病院の数が多いなら、併合していくしかないだろう。
社会保険制度を使って、経営を担っていく「病院」は、厚生労働省による管理監督を強化して、地域医療においても、人口割合で医師の数を管理し、連携をとることで医療レベルを平準化する必要があると思う。


持病によって、診察が必要でないような症状の場合、処方箋を医師が書くのではなく、継続して同じ薬を使う場合には、薬剤師の判断で処方できるようにすべきなのである。
薬剤師も6年間の大学での勉強を経ている立派な専門職なのに、医師の下に置かれている立場なのは如何なものか。
薬剤師の方が薬に詳しい。飲み合わせなどの間違いについて、医師に指摘している薬剤師を何度か見たことがある。


制度改革をきちんと計画し、厚生労働省としての本来の業務を見直してほしいものだ。