夏の甲子園、灼熱の中で行われている高校野球。

コロナ発生時には、開催が中止されて涙をのんだ学年もあった中、通常通りの開催を喜んでいる関係者の方々は大勢いらっしゃるだろう。

全国から集められた出場高校は、ほとんどが私立である。
そして、出場する選手は殆どがスカウトによって集められた生徒が活躍する場なのである。

将来はプロ野球、社会人野球に進むであろう、優秀な生徒たちの将来を慮るなら、開催場所はそろそろ変更すべきなのではないだろうか・・・と、個人的には思う。

プロ野球の球場として、甲子園は阪神タイガースのホームグラウンドだ。
夏の高校野球開催中のこの時期は、ホームグラウンドのスケジュールを、高校野球と調整しなければならないのである。他の球団にはない調整だ。
死のロードといわれて、移動を強いられる阪神タイガース。今は言わないか・・・。

話が脱線した。

甲子園球場は暑い。しかも、夏は特別に暑い。

そこで大会を戦う選手たちの体を思うなら、ぜひドーム球場を使う大会に変えてあげて欲しい。
夏の気温が３２℃くらいの時代とはもうちがうのだ。４０℃に迫る気温の中、運動を控えてくださいと言われる環境で行われる大会は、この先、死を覚悟することになるであろう。

鍛えているから大丈夫だと言われるのかもしれない。
でも、そんな根性論を持ち出すのはもう古すぎると思う。
犠牲者が出ないうちに、高校野球連盟には決断してほしいと思う。