かつて、生命保険もお金を貯めるのに向いているものが結構あった。

学資保険はソニー生命が良かったし、ゆうちょの養老保険も掛けた保険料以上の満期保険金があった。
今、ゆうちょの養老保険は全く意味がない。

前回記載した、学資保険の代わりになる保険とは、「低解約払戻（返戻）金型定期保険」
契約者はお父さんかお母さんにして、被保険者を子供にすると良いのは保険料が安いこと。そして、払込満了後の保険料返戻率は若いほど良い。
払込満了を過ぎると、解約返戻金が段階的に上がっていくので、例えば、学資保険代わりにしようとする場合、大学進学時の費用に充てるなら、１５歳で払込満了となるようにし、３年後の１８歳に解約返戻率がどのくらいになるのかを確認する必要がある。

「低解約払戻（返戻）型終身保険」という、似た名前の商品があるが、こちらにすると掛金が高くなる。家計に余裕があるならばこちらにするのもありかと思う。

一概には比較できないので、加入しようとするときに、必ず２つの商品の設計書を比較したり、同じ商品でも払込満了時期を変えて比べることが重要で、最も有利だと思われる解約返戻率を見つけることが大切。

実は生命保険を売っている生保レディには、保険に精通していない方が多くいらっしゃる。
会社で研修を受けて、一番売ってほしい商品を売らされているだけの生保レディから保険を契約しないことだ。

人生で家を買うことの次に高い商品と言われている、生命保険。
上手に活用して、資産形成に使えるものと、安心を確保するものを別々に検討することをお勧めする。