marimonfuwaのブログ

何かしんどいなぁと思う時に綴ろうと思います

子育て支援金の話

東京都の小池都知事が、18歳未満の子供1人に対して、所得制限なしの月5,000円の給付金を支給することを決めたとの発表を受けて感じたこと。


さて、公立の小中学校に子供を行かせていた時に思ったことが多々あるので、ここに書こうと思った。
小中学校で、半ば強制で購入しなければならないものがたくさんあった。


・ランドセル
・絵画セット
・ピアニカ
・朝顔の鉢植えセット
・学校指定の体操着
・お道具箱&その中身
・ソプラノリコーダー
・裁縫セット
・2BかBの鉛筆(キャラクターがついていないもの)
・習字道具
・彫刻刀セット
・アルトリコーダー
・学校指定の体育館シューズ
・柔道着
・その他宿題用のワークや定期試験の問題など


思い出すだけで、これだけあった。
他にも小学校の時に家庭科で使う、裁縫の教材なども強制購入。


一番要らないと思ったのが、ピアニカ、アルトリコーダー、柔道着だ。
子供が小学校1年生の時に、ピアニカを用意するように言われ、指定の業者から購入するためのチラシが配られた。親戚の子から譲ってもらい、ピアニカは購入しなかった。


中学1年生になると、アルトリコーダーも購入するチラシが配られた。これも親戚の子から譲ってもらった。


柔道着は新たに授業カリキュラムに組み込まれたため、購入するしかなかったが、これが最も勿体なかった。授業では数回しか使わなかった。サイズをいくつか用意しておき、授業で使ったものは洗濯して返却する仕組みにすれば、全生徒が各自で購入する必要はない。


ピアニカは、ピアニカホースの部分だけを各自が購入すれば、各一人ずつ用意する必要はないものだと思う。音楽室に授業の際に足りる数を常備しておけば良いのである。壊れたら補充するようにすれば、各家庭で個別に負担することはない。


絵画セットや習字道具も、水入れやパレット、硯や下敷きなど、授業で必要な数を用意しておけば、消耗する筆や、絵の具、墨汁などだけを各自で用意することで足りると思う。


小学校のお道具箱に入っていたクレヨンは、ほとんど使わずに終了した。これも勿体なかったと思う。


彫刻刀セットも授業で必要な際に使える数を学校で用意しておけば良いのである。


鉛筆に至っては、家にあるもので何でもよいということにはならず、わざわざ買いなおした。


学校指定の体操着というのが、体育の授業に必須なのも不思議だ。自分が子供のころは体操着に見えるものならば、どんなものでも良かったし、学校指定の体操着など販売はしていなかった。


宿題などのワーク問題集や、定期テストの問題なども教材費で集金されたので、公立の小学校や中学校に入っても、確かに色々な費用がかかるようになっていることがわかる。


お金がかかるから、お金を配るのではなく、何故、費用が嵩んでいるのかを見直して、無駄を省くことから始めるほうが、税金を無駄に使うことはないのである。


SDGsなどというけれど、無駄になるとわかっているものを半ば強制的に購入させる仕組みをそのままにして、ある特定の業者との癒着を解消しようとしないのは何故なのだろうか。


再利用できるものを有意義に使用する。そうしなければ、物の大切さもわからない。
簡単に購入して、要らなくなったら捨ててしまうしかないような状況をまず改善する仕組みこそを、小池都知事には閃いてほしかったと思う。